講演録「創業に対する心構えと成功のポイント」第二部
真打ちはプロ中のプロ
セールスの話の最後に、プロになるにはをお伝えします。将棋の世界では、師匠は弟子には教えません。弟子が、将棋をどれくらい好きになるかでプロになれるかどうか決まるのです。
職場では、自分がその仕事を大好きになるということがプロへの道です。
寄席では、最後に出演する芸の最もすぐれた人を真打ちと言います。真打ちは客の心をつかむ名人で、プロ中のプロといえるでしょう。
お互いに真打ちを目差し、精いっぱい励みましょう。
真打ちが、物を売る人であれば、生産者の真心を感じ、その商品に心を入れます。作られた物に対して自分がそれと一緒になる、そういうところにポイントがあるような気がします。
プロの極意、それは「愛」。皆さんにも分かるでしょう。若い頃、彼女が出来た時にあった、あの愛です。あれが極意です。下心の愛ではだめですが、とにかく愛をもってすれば、ほとんどの人が出来る。惚れたら何でも出来る。お客様に惚れるということです。
セールスの話はこれくらいにします。質問があれば、セールスの話で無くても結構ですからお受けします。
(質問が出ない)



