創業に必須な心構えと成功のポイント

心の散歩道

講演録「創業に対する心構えと成功のポイント」第二部

真の幸せ

幸せも同じことですが、外車に乗る幸せもある、ブランド物を持っている幸せもある。真の幸せというのは、幸せな人を中心に多くの幸せな人が取り囲んでいる。これは大きな幸せです。自分だけ外車やブランド物では小さな幸せなのです。真の幸せになりたいと思ったら、自分がまず、周りの人に先に幸せを与える、ということです。そのためこれから、自分の好きな物をいかに他人に譲れるかどうかです。全部譲れといっているわけではありません。そういうことを知って少しでも、相手に譲ることを心掛けてください。 

今までは「心は0」だった、自我が強かった、しかし少し譲ってみると、周りの人や友達が変わってきます。まず、良い人ができます。 

感謝/欲望=幸せ。これが幸せの公式です。例えば、ものすごく欲が深い。100%の欲がある。感謝は50%。そうすると幸せ50%です。感謝が出来る、言ってみれば「俺みたいに出来の悪い社長に、よくこの人達はついて来てくれる。実にありがたい。感謝いっぱいだ」と思うと、感謝は100%。それで幸せが100%になります。もっと良いのは、大変豊かな生活だから、少し欲望を落とす。欲望を50%にする。幸せが200%です。 

だからいかに感謝を大きくするか、感謝は親に感謝したり、あるいは、周りの人に感謝したり、「この人のおかげ」という気持ちを持つことです。感謝のない人は、これからの成長は期待できません。感謝せず、自我の強い人は成功しないのです。 

当社では感謝に関しては、「ありがとうカード」をやってみたり親孝行月間をやってみたりして、「ありがとう」を多く使うことをやっています。それで、感謝する人達が増えてまいりました。皆さんも、ありがとうという言葉は、言いにくいでしょうが、私も妻に、ありがとうと言いにくかったのですが、今は言います。当社でも、なかなか言えない人が、自分で「ありがとうカード」を書いているうちに、だんだん言葉が出るようになってきました。感謝が出来るようになったら謙虚になってきます。謙虚になると、周りに人が集まってきます。大きな人生になります。感謝出来ない人は傲慢な人です。そういう人は、周りの人によい影響を与えません。ちょっと話が逸れましたが、それではなにかご質問ありますでしょうか? 
 (質問が出ない) 別の角度で話をさせていただきます。皆さんに、当社の小冊子・社内報が配布してありますので、読んでください。会社経営するためのヒントがこの小冊子・社内報の中にあります。 

松下政経塾で前塾頭を努められていた、上甲 晃さんが、私についてこんなことを書いてくれました。皆さんにちょっと参考になるかもしれません。読みます。